愛しの缶コレクション【手のひらサイズ編】

 

人間は、二種類に分類することができる。缶を捨てる者か、捨てない者か。

私は完全に後者です。

先日、マツコの知らない世界でお菓子缶が取り上げられましたね。中身・外見・二次利用と、缶の魅力が多角的に特集されていてとても興味深かったです。誇らしげに並ぶ缶たちが眼福でした。

私も細々とですが缶を集めていて、それなりの数になったので紹介します。一度に全て紹介すると長くなるため、今回は手のひらサイズに限定します。大きめサイズもいずれ書く予定です。

 

 

B.B.Chocolate

f:id:otsukemon_3273:20230222135914j:image

この缶はサイズで言うと中くらいなのですが、私が収集を始めるきっかけになった思い出の品なので最初に紹介しておきたい。

小学生の頃に母からもらったもので、多分缶に描かれているのと同じクマの形のチョコレートが入っていたはず。どこがそんなに響いたのかと聞かれると正直よく分からないのだけど、いつ見ても新鮮に可愛くて生き残り続けている。正方形も、少し深い赤の色味も、テディベアの毛並みも全部大好き。中にはカプセルトイの説明書を入れています。

 

小さいスライドケース

f:id:otsukemon_3273:20230222135956j:image

上は はとこからのホワイトデープレゼント。たしか飴ちゃんが入っていた。楽しそうにお買い物するミニーとデイジーの表情と、ややすくみがかったパステルカラーがお気に入り。お洋服の描写が細かいのも可愛いポイント。

下もいただきもので、ムーミンの怯え顔とトーベのペン画なのがムーミン好きに刺さる。中身は忘れました。このサイズは、薬やヘアピンなど細々した物を整理するのに重宝します。

 

ハワイのミントタブレット

f:id:otsukemon_3273:20230222140007j:image

ハワイのミントタブレットは安価で可愛いうえに種類が豊富なので、これだけでも集めがいがありそう。

上は友人からのお土産のナンバープレート柄。文字の部分にエンボス加工が施されていて、再現度が高いのが魅力。

下はハワイ旅行の自分土産にしたハワイ諸島の地図柄。なぜかハワイの島の並びがめちゃくちゃツボで、お土産のほとんどが地図柄になった思い出つき。アンティーク調なのが堪らない…

 

浅田飴糖衣 赤玉林檎

f:id:otsukemon_3273:20230222140038j:image

みんな大好き中村佑介!!!中村さんのイラストは、情報量が多いのに「埃っぽい都会の空気で喉を痛めても、浅田飴を舐めると山の澄んだ空気の中で気持ちよく歌えるかのように潤いますよ」というストーリーが見えるのがすごい。私は中村佑介の「省略」フェチなので、耳の内側から耳の後ろの髪にかけて くるりんとした線がとても好きです。

他に檸檬味と白桃味があり、新年には干支モチーフの限定缶が発売されます。どれも最強に可愛く、それゆえに2つ目を手に入れると全部揃えたくなるので我慢しています。

 

ちいかわ×だろわいよ ちいかわショコラ(グリーン)


f:id:otsukemon_3273:20230222184941j:image

f:id:otsukemon_3273:20230222184944j:image

ちいかわとダロワイヨのコラボチョコレート。ちいかわの狂気じみた世界観を忘れさせてくれるほんわかデザインです。こういう主線なしのキャラクターに弱い…ふわふわ度合いが増すからでしょうか。この缶は、側面が凝っていてとても可愛いです。マカロンに乗ってラベンダー色の空を飛ぶちいかわたち…なんてメルヘンな空想にふけってしまう。

 

モロゾフ オー・ド・ミエル(ブラン)

f:id:otsukemon_3273:20230222190638j:image

繊細なレースのようなエンボス加工にアンティーク調の金のロゴ、マットな質感と、とにかく上品な缶。手のひらに収まるサイズが清楚さを際立たせていて、大きさによって印象が左右されること実感します。この缶を眺めていると、バラ園のテラスで紅茶を飲みたくなってきます(また妄想してる…)。

これは底にタブレットチョコレートが敷き詰められていて、想像の倍くらいチョコレートが入っています。これで1,000円以下なのがモロゾフの恐ろしいところです…

 

風月堂 ミニゴーフル

f:id:otsukemon_3273:20230222182618j:image映り込みは見て見ぬふりをしてください…

お馴染みのゴーフルが手のひらサイズになったミニゴーフル。今までゴーフルの缶に特別な感情を抱いたことはなかったのですが、これを見てデザインの素晴らしさに気づかされました。多分大きいサイズだと迫力が勝るのだと思う。和の要素もありつつハイカラで、地の灰がかった茶色がかっこいい。

缶はミニの方が好きですが、食べるのは通常サイズが好きです。レコードを食べてるような謎の背徳感がある。

 

VESTRI アンティーカ・ジャンドゥイア フィオレンティーナ


f:id:otsukemon_3273:20230222143500j:image

f:id:otsukemon_3273:20230222143344p:image

数年前に大バズりした、イタリアのすくって食べるチョコレート。温めて食パンにディップするのが個人的におすすめの食べ方です。シンプルながらも上品で洗練された印象の缶で、フレーバーごとに缶の色が違うので贈る人のイメージカラーや推し色で選ぶのも楽しそう。

このチョコには、ごく小さな金色のスプーンも付属しており、それもとても可愛いです。(比較:一般的なデザートスプーン)

 

ゴンチャロフ ガルニエ ポール・セザンヌ「りんごとオレンジ(部分)」


f:id:otsukemon_3273:20230222181557j:image

f:id:otsukemon_3273:20230222181601j:image

世界の名画をモチーフにした、大人気のガルニエシリーズ。これは昨年購入しました。この作品の、りんごとオレンジの弾むようなリズムが大好き。印刷が油彩の立体感が感じ取れるほど鮮明で、うっとりする美しさです。屋根のような形のフタと蝶番が、童話に出てくる宝箱のようで素敵。中にはとっておきの貝殻を入れています。

ゴンチャロフには思うところがあるので今年は購入していませんが、素晴らしい商品がたくさんあるので改善されてほしい次第です。

 

グランマ・モーゼス展 「アップル・バター作り(部分)」アイシングクッキー


f:id:otsukemon_3273:20230222181714j:image

f:id:otsukemon_3273:20230222181722j:image

2021年に開催された、グランマ・モーゼスの愛称で親しまれるアメリカの国民的画家アンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼスの生誕160周年を記念した展覧会の公式グッズ。農民の暮らしを描いた素朴な作品は、眺めるだけで穏やかな気分になります。

この作品の萌えポイントは裏面。絶妙なオリーブグリーンと、文字の組み方がおしゃれで可愛い。そしてこの缶も蝶番です。今は中にボタンを入れています。

 

おわりに

こうして並べてみると、好みが見えてきておもしろいですね。想定していたよりシックな缶が多くて驚きました。

手のひらサイズの小さい缶は、場所も取らないですし手頃な価格のものが多いので、缶コレクションのおためしにおすすめです。ただし、買いやすいがゆえにハマるとすぐ増殖するので要注意です。